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5-A.
プロヴァンスのワイン (vins de provence)
ワインはその土地の風土と切っても切れない関係にある。
環境によって味わいの印象が変わるし、飲む場所によって選ぶワインも変わってくる。
だから、何も高級ワインにこだわる必要はない。
プロヴァンスにはプロヴァンスならではの、季節感や地域の習慣の薄れた都会とは違った、ワインの楽しみ方がある。
▼もくじ
ワイン概要|ローヌ南部|プロヴァンス|パスティス|参考リンク|オススメ図書

番外編「ワインについて」
番外編「フランスワインについて」
ブログ「南仏ワインばか」
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プロヴァンスは、ブドウとワインに関してフランスで最も古いの歴史を持った地域。また、長い日照時間と水はけの良い石灰質の土壌がぶどう栽培に最適なため、最も種類が豊富で、他地方では見られない独特な品種が多い。当地の耕作面積の約1/2がブドウ畑で占められているほど。
【歴史】
紀元前6世紀にギリシア系フォカイア人(現トルコ・イズミールあたり)がローヌ河口のマッサリア(現マルセイユ)に移住した際に、同地ほか、ニカイア(ニース)、アンティポリス(アンティーブ)、アンテノポリス(サン・トロペ)などに、ブドウ栽培とワインを持ち込んだとされ、やがてガリアを支配したローマ人によってブルゴーニュやボルドーへと伝わっていきました。
中世では、修道院の発達とともにワイン作りが盛んになりました(マルセイユのサン・ヴィクトール修道院、レラン諸島のサントノラ修道院、ニースのサン・ポン・ヴェネディクト派修道院、ル・トロネのシトー派修道院など)。とりわけ、14世紀に教皇がアヴィニョンに座したときに特別ワインとして「シャトーヌフ・デュ・パープ(法王の新城)」が作られ、大いに栄えました。
さらに大貴族や王室軍隊の将校が、プロヴァンスのブドウ園の多くを獲得し運営するなどワイン業が繁栄しましたが、1860年、アルルで最初に見つかった新大陸(アメリカ)の寄生虫フィロキセラによって、旧大陸(ヨーロッパ)のブドウ畑が壊滅的被害を被りました。このとき、フランス種のブドウとアメリカ種の接木により、この災禍を逃れ、フランス全土とプロヴァンスの一部のワイン畑が蘇りました。
19世紀後半に鉄道網が拡がると、安価で良質な南仏ワインがパリに大量に流れ込むようになりました。1895年、「コート・ド・プロヴァンス」という名称が生まれ、前述の「シャトーヌフ・デュ・パープ」類似品を防止し品質を守るための運動が実り、1919年にAOC(原産地統制銘柄)制度が考案されると、1936年、「シャトーヌフ・デュ・パープ」が第一号となったことは特筆すべきでしょう。1955年、コート・ド・プロヴァンスの先駆者ともいうべき、23の農園が「格付け銘柄ワイン」がINAOによって認定されました。さらに1977年、コート・ド・プロヴァンスは、確かな価値と品質の保証を持つ、AOC原産地統制ワインとしての仲間入りを果たしました。
【産地とブドウ品種】
プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地域圏には、2つのワイン産地(vignobles)がまたがっています。すなわち、ローヌ河の渓谷に沿って南北に長大な(リヨン〜アヴィニョン間)の「コート・デュ・ローヌ南部」と、地中海沿岸域に東西(アルル〜ニース)とコルシカ島の「プロヴァンス・コルス」です。
「コート・デュ・ローヌ」は、ブルゴーニュの南に位置し、さらに北部と南部の2つの地域にわかれ、南部はアヴィニョンを中心に広がり、フランス語では「メリディオナルMeridional」といいます。高アルコール度で色が濃く、たっぷりした果実味とスパイシーさが特徴的な赤ワインが有名。「プロヴァンス」では、ブドウの種類が豊富なこともあり、辛口でフルーティーなロゼが有名。ちなみに赤ワイン用の黒ブドウには、「ローヌ南部」ではシラー種(Syrah、フランス最古種)、「プロヴァンス」ではグルナッシュ種(Grenache)が主体に使われています。
【有名なワイン】
かつては、色とコクを出すためにボルドーにブレンドされるなど、「安い地酒」のイメージでしたが、品質向上が急速に進み、高水準のわりにリーズナブルな産地となりました。98年、99年、2000年は「素晴らしい3つ子」のヴィンテージと呼ばれ、これらのうちどの年のものを買っても満足が保証されているそうです。とりわけ、「シャトー・ヌフ・デュ・パープ」と「ジゴンダス」の濃厚な赤が、ローヌ南部のAOCワインの中でも有名です。
プロヴァンスのワインは、オリーブオイルとニンニクが使われる料理と相性がいいとされます。例えば、マルセイユの郷土料理ブイヤベースと「カシ」の白ワインが好相性というふうに、訪れた土地のワインを頼めば、地料理がさらに美味しくなること請け合い。また、カーブのあるホテル・民宿やワイン関連のお祭りも多く、もちろん見学もデギュスタシオン(試飲)もできますから、旅と絡めるのにうってつけ!

番外編「ワインについて」
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コート・デュ・ローヌ(ローヌ渓谷)のA.O.C
ブルゴーニュ地方の南に位置し、ボルドー地方に次いで広大なワイン産地。生産量の92%が赤。ローヌ河両岸を中心に、約70kmと広がりブドウ畑は6県にまたがる。北部と南部に分かれ、生産量もワインのタイプも品種も違う。
かつて歴代の法王たちは自分のぶどう畑をこの地に持ち、ここで造ったワインを楽しんだという輝かしい歴史を持つ。今日においても上質なワインを産し、世界最高の食卓にも添えられるなど、フランス2大産地(ボルドー、ブルゴーニュ)に次いで、国際的な名声を得ている。AOC数は26、VDQSは1。約12,000人の生産者。
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【栽培面積/年間生産量(比率)】
7.7万ha/35.1万kl(赤92% ロゼ2% 白6%)
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生産量
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タイプ
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品種
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| 北部 Septentrionale |
少ない |
高級 |
単一 |
| 南部 Meridional |
多い |
日常 |
ブレンド |
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【地理】
ローヌ、ロワール、アルデッシュ、ドローム、ヴォークリューズ、ガールの6県163コミューン。
リヨン南のヴィエンヌからアヴィニョン南部までのローヌ河に沿って南北200Kmに長く、2つの地区(北部Septentrionale:ヴィエンヌからヴァランスまで約120km、南部Meridional:モンテリマールからアヴィニョンまで約80km)に分かれる。
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【歴史】
ローマ人の征服路に沿って発展したこの地域のブドウ畑は、ローマで評判があまりに高くなりすぎ、ドミティウアヌス帝がガリアを含む植民地のブドウ根絶命令を出したほど。ゲルマン民族の大移動でブドウが危機にさらされるもフランク族はあまり興味を示さなかった。中世においては修道院の庇護と、14世紀にアヴィニョンの法王庁の移座とともに繁栄。17世紀に「コート・デュ・ローヌ」の名称が生まれ、1937年にコート・デュ・ローヌ(Cotes-du-Rhone)がAOC認定。
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【気候】
北部はほどよい大陸性気候。夏は暑く日差しがあるが、南部に比べて、秋は涼しく、冬は厳しい。
南部は地中海性気候。夏は気温が上昇して乾燥し、冬は穏やかで日差しがあり、ローヌ渓谷にミストラルが吹き付ける。年間を通して、ブドウ栽培に良好な条件である(風はブドウの病気を予防する役割を果たす)。
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【土壌】
北部は花崗岩質で、斜面には砂利が広がる(砂利はブドウ木に有益)
南部は砂利で粘土を含む石灰質の平地 |
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【主なブドウ品種】
認められているのは23品種。
| 黒ブドウ |
特徴 |
| グルナッシュGrenache |
乾燥した暖かい気候に向き、プロヴァンスの代表品種。アルコール分豊かで芳醇
→リラック、タヴェル、シャトーヌフ、ジゴンダス、ヴァケラス、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ
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| ムールヴェードルMourvedre |
コクがあり、濃い色調でタンニン豊か →コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ |
| カリニャンCarignan |
<コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ> |
| サンソーCinsault |
口当たりがよく、フルーティーな赤とロゼ。 |
| シラーSyrah |
涼しい風の吹くローヌ渓谷の代表品種。骨太でスパイシー。偉大な赤ワインに不可欠
→コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ |
| テレ・ノワールTerret Noir |
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| 白ブドウ |
特徴 |
| ルーサンヌRoussane |
繊細なアロマ、ふくよかなワイン
→シャトーヌフ、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ |
| マルサンヌMarsanne |
まろやかな風味と田園の花々の繊細なアロマ |
| グルナッシュ・ブランGrenache blanc |
アニス、ウイキョウ、ミントのさわやかなアロマ。繊細で活き活きした風味
→ヴァケラス、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ |
| クレレットClairette |
地中海地方の最古種。酸味が強く、ハチミツと花の洗練された芳香
→リラック、ヴァケラス、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ |
| ブールブランBourboulenc |
芳香が強く、さわやかで活き活きしたワイン。若飲みタイプ
→シャトーヌフ、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ |
| ピクプールPicpoul |
補助品種 →シャトーヌフ |
| ピカルダンPicardan |
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【コート・デュ・ローヌ南部のワインの性格】
赤
非常にバラエティーに富んでいて、色調は濃くコシがある。全般的にまろやかで口当たりがよく、若飲みでも熟成させてもよい。シャトーヌフ・デュ・パプ(Chateauneuf-du-Pape)が、メーカーによって質に違いがあることがあるとはいえ、最も名高い。ジゴンダスも良い評判があり、よく熟した赤ブドウのアロマが濃厚なワイン。タンニンによる沈殿物(オリ)が多いが、力強いワインで、鳥のワイン煮など小さいジビエや肉によく合う。適温:15〜18度
白
あまり白ワインを生産していないが、辛口でしっかりした味わい。コート・デュ・リュベロン(Cotes
du Luberon)あるいはコトー・ドゥ・ディ(Coteaux de Die)において白ワインが作られている。ぶどう種をブレンドしているため、北部に比べて軽くシンプルな仕上がりになっており、焼き魚やスープ・ド・ポワッソンやブイヤベースと相性が良い。適温:9〜11度
ロゼ
主に南部で生産されていて、サーモンピンクに近い色で、フルーティーでボリューム感がある。リラック(Lirac)とタヴェル(Tavel)の2アペラシオンがロゼの生産量が多い(なおタヴェルはロゼのみの生産)。フォローラルなブーケで心地よい。豚肉や鶏肉ととても相性が良い。適温:6〜8度
飲む適温:7〜10度
・天然甘口ワイン
(ヴァン・ドゥー・ナチュレル Vin Doux Naturel)
ワインを原料とするアルコールで酒精強化した甘口ワイン(フォーティファイド・ワイン)。頭文字をとって「VDN」とも言う。あくまでも、甘さが「天然」なのであって、アルコール分の強さはヒトの手が加えられたもの。赤はグルナッシュ、白はミュスカがベース。フランスでは酒場の定番。
ローヌ南部では、ミュスカ・ドゥ・ボーム・ドゥ・ヴニーズ(Muscat
de Beaumes-de-Venise 433ha 写真)とラスト−(Rasteau 57ha)で生産。
ミュスカ・ドゥ・ボーム・ドゥ・ヴニーズは良質で知られ、原料の白マスカット種はよく熟したブドウと漬けたオレンジの香りのバランスがよく取れ、強いフレーバーをもち、繊細で長く香味が口に残るものとなりうる(例えば、シャトー・サン・ソヴール、ドメーヌ・ドゥ・デュルバン、ドメーヌ・ドゥ・コワイユ−、ジャブレ、ドメーヌ・ドゥ・ラ・ピシャド、ヴィダル・フルリ)。現地では、アペリティフやデザートワインとして親しまれている。
ラストーは、グルナッシュ種の天然甘口ワインの赤と白を生産しており、ポルトワインに近いが、さらに繊細さを持つ。現在は衰退しつつある。
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【コート・デュ・ローヌ南部のA.O.C.】
コート・デュ・ローヌ Cotes-du-Rhone
★ |
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98',99,00',01',03
【ローヌの基本的なAOC】
1937年AOC。ヴィエンヌからアヴィニヨンまでのローヌ渓谷一帯(6県163コミューンにまたがる大生産地)。仏AOCの中でも歴史が古く、面積・生産量はトップクラス(この地方の58%)。AOC赤ワインではフランス第一の生産量。若いうちに飲むのが一番。新酒primeurも美味しく飲める。質のばらつきが大きいため、葡萄園元詰めのモノがいい。
・栽培面積42,000ha 年間生産量200万hl(うち赤96%、白ロゼ各2%)
ブドウ品種
<赤・ロゼ用>
主要品種:Grenache,Syrah,Mourvedre,Grenache
補助品種:カリニャン、サンソー、クノワーズCounoise、ミュスカルダンMuscardin、カマレーズCamarese、ヴァカレーズVaccarese、ピクプール、テレ・ノワール、グルナッシュ、クレレット・ローズ
<白用>
主要品種:グルナッシュ・ブラン、クレレット、マルサンヌ、ルーサンヌ、ブールブラン、ヴィオニエViognier
補助品種:ユニ・ブランUgni Blanc、ピクプール
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コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ Cotes du
Rhone Village
★★
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89',90',95',96',97',98',99',00',01',03
【コート・デュ・ローヌの格上ラベル】
1966年AOC。特に申し分のないローヌ南部16の村は名前をラベルに記すことができる(Cotes
du Rhone+コミューン名)。AOC昇格間近の村も。がっしりして、たいていは信頼がおける。時に極めて見事なものも。
赤はグルナッシュがベースだが、現在はシラーやムールヴェードルの割合が増えている。白にはしばしばヴィオニエ、ルーサンヌも使い、品質が向上している(Beaumes-de-Venise,Cairanne,Chusclam,Laudun,Rasteau,Sablet,Saint-Gervais,Seguret)。
村名を記さない下位のワインでお値打ちなのは、シャト−・シニャック、カボット、グラン・ヴヌ−ル、モンバイヨン、ラバス・シャラヴァン、ランジャルド、ロマラン、サン・タ−ヌ、ドゥ・サン・シフランなどのドメーヌ、カーヴ・エステザルグのもの。
・栽培面積5000ha
ドローム県:Rochegude, Rousset-Les-Vignes,
St-Maurice-sur-Eygues, St-Pantaleon-les-Vignes,
Vinsobres
ヴォークリューズ県:Beaumes-de-Venise,Rasteau,Cairanne,
Roaix, Sablet, Seguret, Valreas ,Visan,Massif
d'Uchaux,Plan de Dieu
ガール県: Chusclan,Laudun,Saint-Gervais,Signargues
ヴォークリューズ、ドローム県:Puymeras
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シャトー・ヌフ・デュ・パープ Chateauneuf-du-Pape
★★★ |
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78',80,81',83,85,86,94,88,89',90',96,95',98',99',00',01,03
【ローヌ南部の最高峰】
法王のために造られたワインに由来する、熟成の高級・赤。AOC呼称の発祥の地(1936年)。オランジュ〜アヴィニョン間。中核となる30ほどの葡萄園のワインは極めて上質(残り90ほどのものは質にばらつきがある)。グルナッシュ、シラー、ムールヴェードルを筆頭に、最高13もの品種を合わせて造る。最良のワインは色が濃く、アルコール分が強く、格別に寿命も長い。白はフルーティーで爽やかで小気味の良いものか、もしくはかなり重いもので、現在は多くが若飲み。
上位の栽培業者には、ドゥ・ボカステル、フォルティヤ、ドゥ・ラ・ガルディ−ヌ、モン・ルドン、ラ・ネルト、ライヤス、の各シャトー、ドゥ・ボナ−ル、ボスケ・デ・パプ、レ・カイユ−、フォン・ドゥ・ミシェル、デュ・ペゴ−、デュ・ヴィユ・テレグラフ、ヴィエイユ・ジュリエヌ、ドゥ・ヴィルヌ−ヴの各ドメーヌ、アンリ・ボノー、クロ・デュ・モン・オリヴィエ、クロ・デ・パプ、クロ・サン・ジャン、ジャン・ヴェルジノ、ル・ヴィユ・ドンジョン。
・栽培面積3,200ha 年間生産量10,000hl
ブドウ品種:グルナッシュ他13種(黒:9種、白:6種)
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ジゴンダス Gigondas
★★★ |
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81',85,88,94,97,78',89',90',95',96,99',98',00',01',03
【ボルドーやブルゴーニュに匹敵する高級フルボディ赤】
モンミライユ山脈南西部カルパントラ北部近郊。シャトーヌフに隣り合うにふさわしい、アルコール分が強くコクがあり、時には胡椒の香りのするワイン。グルナッシュ種が主体。
例えば、ドゥ・モンミライユ、ルドルティエ、ドゥ・サンコ−ム、デュ・トリニョンの各シャトー、クロ・デュ・ジョンキュアス、ブシエ−ル、デュ・ケロン、ドゥ・フォン・サ−ヌ、レ・グベ−ル、デュ・グ−ル・ドゥ・ショレ、デュ・グラピヨン・ド−ル、デュ・ペスキエ、レ・パリエ−ル、ドゥ・ピオジエ、ラスパイユ・アイ、サンタ・デュック、サン・ガイヤン、デ・トラベールの各ドメーヌ、レ・オ・ドゥ・モンミライユのもの。
・栽培面積1,040ha 年間生産量39,000hl
ブドウ品種 赤:グルナッシュ(80%以内)
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ヴァケラス Vacqueyras
★★ |
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89',90',94,95',96',97,98',99',00',01',03
【野性味たっぷりの辛口の赤】
1990年、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュから単独AOC昇格。
ジゴンダスの南に隣接。グルナッシュ種をベースにした、胡椒の香りのするコクのあるワイン。お隣よりも構成において優れ、安いことが多い。
ジャブレ、あるいはドゥ・モンミライユ、デ・トゥールの両シャトー、アルシャンボ・ヴァシュ、デ・ザムリエ、ドゥ・ラ・シャルボニエ−ル、ル・クルリュ、ラ・フルモヌ、ラ・ガリッグ、デュ・グラピヨン・ド−ル、ドゥ・モンヴァック、ル・サン・デ・カイユの各ドメーヌ、クロ・ヂュ・ジョンキュアス、モンティリユス、パスカル・フレールのもの。
・栽培面積800ha 年間生産量35,000hl
ブドウ品種 赤:グルナッシュ、グルナッシュ・ブラン、クレレット他
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<Domaine des Amouriers>
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タヴェル Tavel
★★ |
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【フランス最古のロゼ】
若飲み。アヴィニョンの西・ローヌ右岸。フランスで最も有名な辛口ロゼ。アルコール分の強い辛口で非常にコクがある。最良の栽培業者には、シャト−・ダケリア、ドメーヌ・ドゥ・コルヌ・ルー、ギガル、マビ、ドメーヌ・ドゥ・ラ・モルドレ、ピリユレ.ドゥ・モンテザルグ、ラフォン、シャトー・ドゥ・トランクヴデル。
・栽培面積950ha 年間生産量54,000hl
ブドウ品種 ロゼ:グルナッシュ、シラー、ピクプール他
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<Trois Logis>

<M.Chapoutier>
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リラック Lirac
★★ |
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90',95',96,99',00',98',01',03
【フルーティーでまろやかな赤】
1992年AOC、アヴィニョンの北西・ローヌ右岸。タヴェルの隣。赤(少なくとも5年の熟成に耐える)は親しみやすく、お値打ち。多くの場合やわらかいが、ムールヴェードル種の割合が増えるにつれて、ひきしまってきた。赤がロゼを追い抜きつつある。特にデュ・ジョンシエ、ラフォン・ロック・エピヌ、マビ、ドゥ・ラ・モルドレ、サボンの各ドメーヌ、ダケリヤ、ドゥ・ブシャシ、カントグリル、ル・ドゥヴォワ・マルティヌ、ドゥ・セグリエス、の各シャトー、アンドレ・メジャンのもの。
・栽培面積420ha 年間生産量20,000hl
ブドウ品種 赤:グルナッシュ、シラー、サンソー 白:クレレット他
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<Clos Sixte>
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コート・デュ・ヴァントゥー Cotes
du Ventoux
★★ |
95',98',99',00',01',03
【ポピュラーな辛口の赤】
ローヌ河流域とプロヴァンスの間にあるヴァントゥ山周辺の、急発展中のAOC。風味の良い赤(カフェ向きのスタイルのモノから、ずっと深みのあるフレーバーをもつものまで)と気軽なロゼ。なかなかの白。
シャト−・ボカステルのペランが所有するラ・ヴィエイユ・フェルム(赤)が最良の産出業者。ブドゥワン、グルト、サン・ディディエの共同醸造所、デ・ザンジュ、ブリュッセ、カスヴェル、ドゥ・フォンドレシュ、ドゥ・フォン・サ−ヌ、ミュルミュリウム、ドゥ・ラ・ピシャド、ドゥ・ラ・ヴェリエ−ル、などのドメーヌ、ラ・クロワ・デ・パン、ペスキエ、ヴァルコンブのシャトー、ポール・ジャブレも。
・栽培面積7,680ha
ブドウ品種赤:グルナッシュ、シラー 白:ピクプール、クレレット他
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コート・デュ・リュベロン Cotes
du Luberon
★★ |
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97,98',99',00',01',03
【辛口の赤】
デュランス川北部流域で産する地酒。劇的に向上した。俳優やマスメディアの世界を牛耳る大立者を含む新規の産出業者が急増中。
花形はシャト−・ラ・カノルグ。他にヴァル・ジョアニス、ラ・ヴェルリ、ドゥ・リゾレット、の各シャトー、ドメーヌ・ドゥ・ラ・シタデル、ヴェルジェ、ラ・ヴィエイユ・フェルム(白)、信頼のおける共同醸造所のセリエ・ドゥ・マルノン、カ−ヴ・ドゥ・ボニューなど。
・栽培面積3,730ha
ブドウ品種 赤:グルナッシュ、シラー 白:ピクプール、クレレット他
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コトー・デュ・トリカスタン Coteaux
du Tricastin
★★ |
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95',98',99',00',01',03
【軽めの赤】
ローヌ南部の最北(モンテリマーの南)のAOC。品質は向上中。刺激的な芳香のある魅力的な赤は8年の熟成に耐える。
ドゥ・グランジュヌ−ヴ、ドゥ・モンティ−ヌ、サン・リュックの各ドメーヌ、シャト−・ラ・デセルなどが最良。
・栽培面積2,630ha
ブドウ品種 赤:グルナッシュ、サンソー、シラー 白:グルナッシュ・ブラン、クレレット他
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ボーム・ド・ヴニーズ Beaumes-de-Venise
★★★ |
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【VDNだけじゃない】
若飲み(3〜5年)。VDN、赤(ロゼ、白はコート・デュ・ローヌ扱い)。ジゴンダスに隣接(モンミライユ山麓にあって日当たり良好)。デザートワイン(VDN)のミュスカで有名だが、ミドル級の赤も最良。
ワイン煮などの肉料理や個性的なチーズと好相性。
シャトー・ルドルティエやドゥ・フヌイエとドゥ・デュルバンの両ドメーヌ、共同醸造所のもの。
ブドウ品種:グルナッシュ(50%以上)、シラー(25%以上)、サンソー、ムールヴェードル
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<La Chapelle>
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コトー・デュ・ヴィヴァレ Cotes
du Vivarais
★ |
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98',99',00',01',03
【若飲みだがエレガント】
1999年AOC昇格。ローヌ南部の北端モンテリマールの西に位置する村々にまたがっている(アルデッシュ県・ガール県)。標準的なワインも向上しているし、オーク樽で熟成させた赤は、よりがっしりしている。ブ−ル、ガルティ、ドメーヌ・デュ・ベルヴゼが最良。
・栽培面積550ha
ブドウ品種 赤:シラー、グルナッシュ、サンソー、カリニャン 白:クレレット、マルサンヌ他
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<Domaine Gallety>
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| ポルト・ドゥ・メディテラネ Portes
de Mediterranee |
【新しいVDP】
ローヌ南部とプロヴァンス地域全体を含む、新しいヴァン・ドゥ・ペイ。気軽に飲める赤と興味をそそる白。ヴィオニエを使ったものもある。
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テイスティングコメントはこちら。
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ローヌ南部のヴィンテージ(収穫年)毎の特徴
※ヒュー・ジョンソン著「ポケット・ワイン・ブック[第6版]」による
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2003
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最良の業者のものは、ずんぐりして力強く、温かみを感じさせる典型的なワインになった。ブドウの成熟にズレがあったため、バランスに欠けるものもある。最良の地区の最良の銘柄を選んでみたい。 |
2002
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自然からのしっぺ返し。シャトーヌフ・デュ・パープの周囲は洪水に見舞われた。ごく普通のフルーティーな赤(早く飲むのに向く)と、まずまずの白。この年の超特急銘柄は作られなかった。 |
2001
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ひとつの手本とも言うべき、素晴らしい出来の年。オーク樽ではなく、ブドウのタンニンが勝っている。様々な要素が旨く組み合わさった赤は、この先長い寿命を持つ。トップクラスの地区のものは辛抱強く待つべき。 |
2000
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風味の良いワイン。果物の風味が勝ち、みずみずしく、肥えたカンジがある。さほど長期熟成型の収穫年ではない。一流の業者のものを選んでみたい。僅差ながら、ジゴンダスの質がシャトーヌフを越えたかもしれない。 |
1999
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おしなべて優良。最良のワインは、よく熟した果物の風味が素直に出て、然るべき構成も備えている。 |
1998
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優良。温かみを感じさせるワインは、今や、煮たような果物の風味やミネラルを感じる乙な時期に入った。 |
1997
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煮た果実の風味を持つものもある。最上位の業者のもの、収穫を押さえたものを除いては、2007年までに飲みたい。 |
1996
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むらのある出来。タンニンが無骨さを感じさせる。最良のワインは10年以上の熟成に耐えるだろう。 |
1995
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優良。深みのあるフレーバーを持つワイン。急速に熟成が進んでいる。最良のワインは、2012〜2017まで寿命を保つだろう。 |
| 1994 |
十分なエキス分を持ち、タンニンも際立つ。今は2回目のミネラルを感じる時期。 |
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プロヴァンス(地中海沿岸)のA.O.C
フランスで最も古いロゼワインが有名。フレッシュでフルーティーなピンクのワインは、陽光降り注ぐリゾート地によく合う。また豊富な品種から熟成タイプの赤ワインや非常に個性的な白ワインも数多く造られている。いずれも、この地ならではの太陽をふんだんに浴び、野趣あふれる香りが感じられ、ブイヤベースなどの地中海料理に欠かせない。
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【栽培面積/年間生産量】
2.5万ha/11万kl(赤25% ロゼ70% 白5%) |
【地理】
ヴォークリューズ、ブシュ・デュ・ローヌ、バス・アルプ、ヴァール、アルプ・マリティム県。
アルルからニースまでの横350km、たて100kmに広がり、コート・ダジュール全域にほぼ重なる。 |
【歴史】
紀元前7〜6世紀に、ギリシア系フォカイア人によってフランスで初めてマルセイユにブドウがもたらされ、ローヌ河に沿ってローヌやブルゴーニュやボルドーに伝播していき、ローマ帝国とキリスト教の修道院がこの文化を引き継いだ。なお、アンフォラ壺などワイン容器が多数発掘されているのが示すように、地中海沿岸一体はワインの輸出港として栄えた。以前はCote
du Rhone地域委員会に属していたが、1989年からCorseとともに、独立した委員会に配属された。 |
【気候】
地中海性気候。夏はとても暑くて乾燥し、秋と春は穏やかで、冬でも日差しがあり氷点下を少し下回る程度と、ブドウ栽培に理想的な気候といえる。特に、海に近いブドウ畑は、ミストラルのようなアルプスの北風から程よく守られている。 |
【土壌】
変化に富んでいるが、全体的に乾燥し石が多い。土壌の大部分は、シリカ(二酸化珪素)もしくは粘土を含む石灰質で、バンドル(Bandol)とカシ(Cassis)では砂岩や泥灰岩も含まれる。 |
【主なブドウ品種
】
南仏特有の、ナジミの薄いブドウ品種が多い。
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黒ブドウ
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特徴
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| グルナッシュGrenache |
乾燥した暖かい気候に向き、プロヴァンスの代表品種。アルコール分豊かで芳醇 |
| カリニャンCarignan |
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| サンソーCinsault |
ロゼワインに欠かせない。色彩鮮やかで口当たりがよい |
| ムールヴェードルMourvedre |
濃い色調でタンニン豊か。スパイシーなブーケ。→バンドール |
| シラーSyrah |
涼しい風の吹くローヌ渓谷の代表品種。骨太でスパイシー。偉大な赤ワインに不可欠 |
| ティブランTibouren |
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| カベルネ・ソーヴィニョンCabernet-sauvignon |
ボルドー地方の偉大なワインに欠かせない。 |
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白ブドウ
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特徴
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| クレレットClairette |
地中海地方の最古種。酸味が強く、ハチミツと花の洗練された芳香 →パレット |
ロール Rolle
(=ヴェルマンティーノVermentino) |
華やかな香り。→ベレ |
| グルナッシュ・ブランGrenache blanc |
アニス、ウイキョウ、ミントのさわやかなアロマ。繊細で活き活きした風味 |
| セミヨンSemillion |
ボルドー地方の貴腐ワイン用品種としても。 |
| ルーサンヌRoussane |
繊細なアロマ。ふくよかなワイン |
| ユニ・ブランUgni Blanc |
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| ブールブランBourboulenc |
芳香が強く、さわやかで活き活きしたワイン。若飲みタイプ |
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【ワインの性格】
赤
全体的に、強い日差しが赤ワインに力強さと骨太さを与えている。バンドル(Bandol)やレ・ボー(les
Baux)やコトー・デクス(Coteaux
d'Aix-en-Provence)は、強いアロマとバランスを兼ね備えて良質。料理でいえば、プロヴァンス風のウサギのソテーやシステロンの子羊のもも肉の香草焼きなどの郷土料理との相性がよい。飲む適温:15〜17度
白
カシ(Cassis)は、切れよくバランスが取れていて、ブイヤベースや魚のスープとの相性がよい。べレ(Bellet)は、フローラルなアロマが広がり、特有な性格を持っている。飲む適温:9〜12度
ロゼ
コート・ド・プロヴァンス(Cotes
de Provence)が多くのロゼを生産。みずみずしく、活発で風味豊かで、この地方の暑い夏や海辺のリゾートにぴったりである。イワシのエスカベシュやプロヴァンス風エスカルゴなどとの相性がよい。飲む適温:7〜10度
・ マール marc
ブドウの搾りかすから造った、強い香りをもったブランデー。イタリアのグラッパも同様のもの。
主に食後酒として飲まれる。ショットグラスくらいの量でノドから火が出るほどに強烈だが、消化促進や口の中がさっぱりし酔いにとどめを刺す。
なお、フランスにおいて、蒸留酒全般をさして「オ・ド・ヴィeau de vie(命の水)」という。ブドウからつくるブランデーのほか、サクランボや洋梨からつくるもの、カルヴァドス(リンゴ)、ウィスキー、ジン、ウォッカ(穀物)、ラム(サトウキビ)、テキーラ(リュウゼツラン)、焼酎(イモ)などがこれに当たる。そして、この蒸留酒にハーブや香料などを加えたものがリキュール(混成酒)と呼ばれる。
蒸留酒は水とアルコールの沸点の差を利用して、アルコール濃度を高めたものだ(ワインなど醸造酒を火にかけて、先に気化するアルコールだけを取り出して再び液化させる)。中世錬金術により誕生し、14世紀の百年戦争時にペストの予防薬として普及した。酒の中の火の精が身体に活気と精気をもたらす、不死の霊薬・魔法の水と考えられたのだ。「命の水」あるいは「スピリッツ(魂)」とも言われる所以だ。
ローヌ南部では、マール・ド・シャトーヌフ・デュ・パプなどがある。いいワインを造るにはいいブドウから。その搾りかすも無駄にしないって訳だ。写真は「プロヴァンス物語・マルセルの夏」の原作者マルセル・パニョルの故郷「le
Garlaban ル・ギャルラバン」産(AOC認定)。無色透明、アルコール度数47℃。箱付きで5,980円(目白・田中屋)。
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【プロヴァンスのA.O.C.】
コート・ドゥ・プロヴァンス Cotes
de Provence
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95',96,97,98',99,00,01,02,03
【辛口でフルーティーなロゼ】
1977年AOC。イエール〜サントロペ〜フレジュス間。新たな取り組みと投資により、大革新がなった。ロゼと白は早飲み。なお、コート・ドゥ・プロヴァンス・サント・ヴィクトワール-Ste
Victoireとコート・ドゥ・プロヴァンス・フレジュス-Frejusはロゼと赤のみ。
先頭を行くのは、カステル・ルビーヌ、コマンドリ.ドゥ・ペラソル。そしてラ・ベルナルド、ドゥ・ラ・クルタド、オット、デュ・プラーヌ、ラビエガ、リショームの各ドメーヌ、シャトー・サント・ロズリーヌ。
・栽培面積18,000ha(地方栽培面積の80%)
ブドウ品種:クレレット、サンソー、グルナッシュ他
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カシ Cassis
★★ |
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【ブイヤベースと好相性】
1936年AOC。若飲み。マルセイユ〜ラ・シオタ間の海辺の村。辛口で酸味の少ない白を産する。なお、ディジョン産の黒フグリから造るリキュール「カシス」とは全くの別物。
ドメーヌ・ドゥ・ラ・フェルム・ブランシュ、クロ・サントマグドレーヌ、クロ・ダルビッツィなど。
・栽培面積160ha
ブドウ品種:マルサンヌ、バルバルーBarbaroux、サンソー、クレレット
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バンドル Bandol
★★★ |
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85',86,88,89,90,91,92,93,94,95',98',99',96,97,00,01,02,03
【プロヴァンス最高といわれる、しっかりした赤】
トゥーロン〜ラ・シオタ間の海岸沿いの小さな区域。プロヴァンスで最良のワインを産する。主にムールヴェードルからつくる赤は、タンニンが多く力強くて素晴らしい。
特にドメーヌ・ドゥ・ピバルノン、シャトー・プラド−、マ・ドゥ・ラ・ルヴィエール、ドメーヌ・タンピエのもの。
・栽培面積600ha
ブドウ品種:ブールブラン、ムールヴェードル、グルナッシュ、サンソー
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ベレ Bellet
★★★ |
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【今はやりのニースの地酒】
標準を遥かに越えた、香り高い白(ロール種を使う)。値の張る品。地元ニースでも置いているレストランは少なく、ましてや日本ではなかなかお目にかかれない。
シャトー・ドゥ・ベレ、ドメーヌ・ドゥ・ラ・スルスはいたって真面目な産出業者。
・栽培面積38ha
ブドウ品種:ロール、ブラケBraquet他
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パレット Palette
★★ |
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【最高のロゼ】
1948年AOC。エクサンプロヴァンス近郊のごく小規模なAOC。シャトー・シモヌChateau-Simoneのために創設されたAOCで、コクのある赤、がっしりしたロゼ、香り高い白を産する。
・栽培面積20ha
ブドウ品種:クレレット、ムールヴェードル、グルナッシュ
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コトー・ヴァロワ Coteaux
Varois en Provence
★★ |
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98',99',00',01,02,03
【カリフォルニア・スタイルの赤】
1993年AOC昇格。ブリニョール〜サンマキシマン間(83県)の新来の広大なAOC地帯。
ドメーヌ・サン・ジャン・ドゥ・ヴィルクローズというカリフォルニアスタイルのブドウ園が良質な赤を産する。他には、ルタス、ラ・カリスの両シャトー、デ・ザリス、デュ・デファンの両ドメーヌ。
・栽培面積1,500ha
ブドウ品種:ロール、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル他
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コトー・デクサンプロヴァンス Coteaux
d'Aix-en-Provence
★★★ |
【フルーティーな味】
1985年AOC。エクス〜アルピーユ山脈(13県)。目下活況を呈しているAOC。
上位の地所には、ルヴレット、カリサーヌの両シャトー、ドメーヌ・デ・ベアト(シャプティエが所有)、ドメーヌ・ドゥ・シャトー・バなど。
・栽培面積2,906ha ・ロゼ(生産の52%)、赤(42%)
ブドウ品種:ブールブラン、サンソー、グルナッシュ、ムールヴェードル、シラー他
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レ・ボー・ド・プロヴァンス les
Baux-de-Provence
★★★ |
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95',97',98,99,00,01,03
【アルピーユ山脈周辺】
1995年AOC。以前はコトー・デクスの一部だったが、現在は独自のAOCを認められている(ただし、白は含まれない)。
ドメーヌ・ドゥ・トレヴァロンが最良だが(カベルネとシラーを使う)、これはVDPにすぎない(グルナッシュを栽培していないので、AOC規定に反するため)。他には、マ・ドゥ・グルゴニエ、シャトー・ロマナン、マ・サント・ベルト、ドメーヌ・オヴェットのもの。
・赤(生産の67%)、白(30%)
ブドウ品種:グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル他
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コトー・ド・ピエールヴェール Coteaux
de Pierrevert
★ |
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【内陸プロヴァンスのAOC】
1998年AOC。
赤、ロゼ、白、発泡種。アルプ・ド・オート・プロヴァンス県のマノスク、フォルカルキエ周辺の共同醸造所で産する、早く飲むのに適した赤とロゼ、爽やかな白(ヴィオニエ種を使った良質のものもある)。
ラ・ブラックとドゥ・レギュスの両ドメーヌとシャトー・ドゥ・ルセではよりコクのある赤を産する。
・栽培面積265ha
ブドウ品種:クレレット、カリニャン、サンソー、グルナッシュ他
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| ブシュ・デュ・ローヌ Bouches
du Rhone ★ |
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【マルセイユ周辺のVDP】
赤、ロゼ、白。マルセイユ周辺で産するヴァン・ドゥ・ペイ。フランス南部の品種とカベルネやシラー、メルロを使う。温かみの伝わる赤ワイン群。
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テイスティングコメントはこちら。
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フランス南部のヴィンテージ(収穫年)毎の特徴
※ヒュー・ジョンソン著「ポケット・ワイン・ブック[第6版]」による
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2003
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2002年と際立って対照的に酷暑の年。多くは収穫の減少が著しいが、同時に腕の立つワイン醸造家によって見事なワインが生まれた。 |
2002
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9月初めの豪雨が災いし、たやすい年ではなかった。AOCにより、また栽培業者によってばらつきが大きい。 |
2001
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量的には平均以下。質は概ね優良。夏の暑さのおかげで、よく熟して凝縮されたワインができた |
2000
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夏は全域で暖かく、ルシヨンとプロヴァンスではよく熟したフルーティーなワイン、ラングドックでは健全なブドウからバランスの取れたワインができた。 |
1999
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悪天候のため、ルシヨンでは危うく収穫が台なしになりかけた。ラングドックもばらつきがあったが、プロヴァンスは上出来。 |
1998
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ルシヨンでは日照りのため小型の収穫になったが、ワインは凝縮されている。ラングドックに関しては、素晴らしい収穫年。よく熟したフルーティーなワインは、卓抜した潜在能力を持つ。プロヴァンスのフルーティーなワインは、うまくバランスが取れている。 |
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ところで、高級なAOCワインはレストランかホテル(あるいは日本で?)で飲むもの。学生が飲むのはヴァン・ドゥ・ターブルといって、せいぜい30FRFくらいのブレンドワイン。おつまみにチーズは欠かせません。みんなで誰かのうちに集まってワイワイやるので、質より量が重要なのはどこでも一緒です。ただ、保存料が入っていないし日本の輸入ものよりは美味しくて香りもいいはず(当たり前か)。ホームステイしたおばあちゃんは、赤ワインを炭酸水で割って飲んでいました。肩に力を入れずに飲めばいいんです。カフェで頼むと、ご丁寧に氷をくれることも。ワインのロック(笑)
また、日本ではロゼワインの地位が低いように思われますが、生産量が7割を占める「ロゼどころ」とも言うべきプロヴァンスではとてもよく飲まれています。実際、現地で飲むと本当に美味しい!みずみずしくてコクがあるため、日差しが強くて乾燥した夏にピッタリです。日本でも五月晴れの昼間なんかに合うと思うんですが…
そうそう、ワインをじゅうたんにこぼした時は、こぼれたところに塩をたっぷり盛って十分吸い込ませておいて、翌日酔いがさめてからふき取っていました。お試しあれ!Doucement
!!
・プロヴァンス・ワイン委員会 les
vins de provence
・プロヴァンスのワイン街道 la
route des vins
・コート・ド・プロヴァンスのワイン会館 Maison
des vins Cotes de Provence
・フランスの主なワイン祭 プロヴァンス地方
・南欧ワイン祭 Vinisud
・YOMIURI ON-LINE ワイン&グルメ 「バリューなローヌ南部のワインで太陽の恵みを感じよう」
・ワイングロッサリードットコム ワイン用語辞典<初級編>

・フランス食品振興会(SOPEXA)
小冊子「コート・デュ・ローヌのワイン。」 「ローヌワイン 12の質問」
・「ワイン受験講座2006」
・「ワインが語るフランスの歴史」
・「図説
フランスワイン紀行―知られざる名産地を訪ねて」
・「日本ソムリエ協会教本2006」
・AOCとは
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 プロヴァンスを代表する庶民の酒と言えば、薬草・香草系のリキュール「パスティス(pastis)」。プロヴァンス語で「混ぜ物」あるいは「似せたもの」の意味。映画「ムーランルージュ」にあるように、19世紀末の芸術家たちを魅了するも、中毒性が高くその命を奪った禁断のアルコール「アブサント(absinthe)」の代用品としても知られる。なお、アニス系リキュールは、イタリア、ギリシャ、スペイン、トルコ、シリアなど地中海沿岸諸国で好まれ、「砂漠のミルク」とも呼ばれる。
無色透明のけっこう強いアルコール(40℃くらい)で、水などで割ると白黄色に濁ります。アニス(anis)のツーンとした匂いと甘苦い味わいが独特で、慣れるまで時間がかかりますが、熱い土地だけにミントのノド越しがすっとするので好まれているのでしょう。「リカール(Ricard)」、「ペルノ(Pernod)」や「サンカンテアン(51)」が有名な銘柄。水5にパスティス1の割合で割って飲みますが、水の代わりにオレンジジュースにしても美味しい(割れば割るだけ量が増える、魔法のお酒!)。
地元のじいさん達は終日ぺタンク(petanque)をあーでもねーこーでもねー興じながら一杯と言わず1本ひっかけていました。彼らと話すと例外なくみなアニスの匂いがすると言ってもイイでしょう。ほかにも似たようなリキュールのスュズ(Suze)という、ピカソが愛したお酒があります(左図:ピカソによる"Suze"1912)。

・メゾン・ド・パスティス La
Maison du Pastis
マルセイユの旧港、カヌビエールを背にして右手の岸にあるのですが、もうそのまんまです。まさに「パスティスの家」です。パスティスしかありませんが、その種類は50種類をゆうにこえています。パスティスグッズも豊富で、51やRicardのグラス、水差し、Tシャツなんかまで売っています。(中略)ちなみにPastis
du Japonもある。
ケンくん(2005年1月29日投稿)
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プロヴァンス・アルプス・コートダジュール地域圏には、ローヌ川沿岸の「コート・デュ・ローヌ地方南部Côtes
du Rhône」と、地中海沿岸の「プロヴァンス地方Provence」の2つの産地がまたがっており、以下の図書では、ワイン的見地からプロヴァンスを知ることができる。
ポケット・ワイン・ブック 第6版
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| ヒュー・ジョンソン著 |
早川書房 |
|
アカデミー・デュ・ヴァン推薦の必携本。
世界中のあらゆるワインがアルファベット順に解説されているワインの辞書。飲み頃ヴィンテージも産地別にあって重宝する。ポケットサイズだから持ち運びに便利。国内海外を問わず、飲む時、買う時いつでもお供に。2005年出版の最新版。英語版もあり
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| 図説
フランスワイン紀行―知られざる名産地を訪ねて |
|
宇田川 悟 (著), 山本 博
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河出書房新社 ふくろうの本 |
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ワイン王国フランスの産地を巡る、いわばワイン的見地の観光情報。二大産地のボルドーとブルゴーニュ以外のマイナーエリアにも平等にページを割いて、多彩なAOCと見所や歴史を説明している。地方に行けばその土地のワインが郷土料理にも気候にも合うから一番美味しいわけで、ワインファンがフランス旅行を計画する時に参考になる。
プロヴァンスにまたがる2つの産地、コート・デュ・ローヌは「南北の対照的な風土が生み出す多彩な味と香り」、プロヴァンスは「フランスワインの起源となった歴史ある栽培地」として紹介されている。
|
| ワインが語るフランスの歴史 |
|
| 山本 博 |
白水社 |
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ワインは自然と人知の合作物。ワイン王国フランスの歴史には、新世界にはないロマンがつまっている。本書はフランスの歴史にからめて、フランスの12の産地を巡り、主要ワインについて36章を割いて解説。石器時代から現代まで続く歴史を知れば、フランスワインがよりいっそう美味しく楽しく味わえる。
ワイン産地としてのプロヴァンスについては、「ギリシア植民市の誕生 ワイン文化発祥の地マルセイユ」、「聖ジャックの道、銀河 巡礼の道のワイン」、「アヴィニョンの幽囚 教皇の赤ワイン」に加え、「エニシダの復讐 ロワールの城とワイン」でロゼダンジューとタヴェルの比較、「フランスを襲ったブドウのペスト フィロキセラ以前と以降のワイン」でフィロキセラ発見の地としてアルルが紹介されており、ワインとの深いかかわりがわかり、プロヴァンスの旅にもう一つの楽しみが加わる。
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知っておきたい「酒」の世界史
|
 |
| 宮崎 正勝 (著) |
角川ソフィア文庫 |
|
酒の歴史は人間の歴史。ウォッカ、テキーラ、日本の焼酎など、世界中の全ての蒸留酒は、9世紀にイスラームで錬金術のために発明された「アランビク」からはじまった。メソポタミアからヨーロッパにもたらされた「液体のパン」ビール、ペストの恐怖が育てたウィスキーとブランデー、飲料水代わりだった大航海時代のワイン、冬の寒さが産んだ奇跡の酒シャンパンなど、世界をめぐる多様なお酒の意外な来歴と文化がわかる、おもしろ世界史。バーでのウンチクが増えます。幻の酒アブサンと南仏の酒パスティスの関係も。
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もっとワインが好きになる―必携Wine好きノート
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 |
| 花崎 一夫 (著) |
小学館 |
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サントリースクール主任講師による、ワインに関する実践知識が満載。
ぶどう品種・栽培条件、製造法、飲み方のポイント、世界の産地(フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、アメリカ、オーストラリア、チリなど)と特徴(地域、地形、土壌、気候、ぶどう品種、歴史、主な銘柄・特色)、格付け・ラベルの読み方、おすすめワイン100選など、
この一冊でワインが10倍美味しく楽しめる。
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| 太陽の香り―南フランス・ワイン紀行 |
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| 渋谷 康弘 |
ベストセラーズ |
現役ソムリエが、プロヴァンスを食べ&飲み歩き。
ワイン産地を念頭においているため、サブタイトルが南フランスとなっているが、まさしく丸々プロヴァンス。
前半はアヴィニョンを拠点に、後半はエクスを拠点に、ブドウ畑・ワイナリーやレストランや食材の産地を巡る。さすがソムリエだけあって、レストランのシェフと知り合いで、観光では知り得ない現地の楽しみ方が詰っている。また、ワインの造り手やレストランのシェフとの会話の中で、プロヴァンスの人々の食に対する哲学が分かって面白い。
太陽の恵み。これこそがプロヴァンスの「テロワール」なんだろう。プロヴァンスの滋味を知りたい人は必読。 |
| ヨーロッパものしり紀行 くらしとグルメ編
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| 紅山 雪夫 |
新潮社 |
元旅行代理店のベテラン添乗員が、ヨーロッパのあれこれウンチクを案内する「読む観光本」。より踏み込んだ知識をもてば、他人任せのツアーより、断然ヨーロッパ旅行がイキイキしてくる。
シリーズ第二弾。チーズやワインやレストランなどの食事から城塞や家やローマ遺跡の建築まで、ヨーロッパ旅行で出会う現地の生活文化を幅広く紹介。
プロヴァンス関連としては、ニームのローマ水道橋の建築の秘密、カマルグに住むジプシー(ロマ人)の知られざる生活、香水の都グラースの花精油の製造法などがわかりやすい文章で説明されている。 |

まだまだオススメ本あります→プロヴァンスに関する本
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